農家さん×流通を考えてみる

前回は「いろいろな農家さんがいるよ」ということを考えてみました。

そして、「いろいろな流通(作ってくれる人から食べてくれる人への道のり)」があるということを考えてみました。

今回はそんなことを踏まえて

  • 「農業」の課題は一つでは解決できない
  • 「じゃあ、どこからなにを買えばいいの?」

ということを考えていきたいと思います。

目次

いろんな農家×いろんな流通

農家さん×流通を見てみると

それぞれ「合いそう」「合わなそう」な組み合わせが出てきます。

大規模、大量小品種小規模、少量多品種
市場流通
まとめて買ってもらえる
×
まとまった量がないので
扱ってもらえない
産地直送(直接食べる人)×
一人がじゃがいも100kgは買えない

単価が高く売りやすい

例えば、

北海道でじゃがいもだけを大量に生産している農家さん。
毎日、1トン2トン単位で出荷したい。

→一度にたくさん買ってくれる「市場流通」が向いている
→逆に、10kgしか買ってくれない産地直送は合わない、効率が悪い

山間地域で少量だけど、いろんな品種を生産している農家さん。
毎日、じゃがいも20kg、かぶ20kg、大根20kg、小松菜20kg、、、、、
と出荷したい。

→お野菜セットにして単価を少し上げても買ってくれる「産地直送」が向いていそう
→逆に、そんなに少量な量は市場では扱ってもらえない

なにかを「いい」「悪い」で考えてしまいがちですが

そもそも、「農家さん」「流通」が合うのか、

合わないのか(流通にのらない、のれない)ということがあります。

一概に「市場流通」がいい、「市場外流通」がいい。ということではないのです。

課題の解決方法は一つではない

農家さんもその流通も十人十色

農家さんもいろいろ、流通もいろいろなので、その組み合わせもいろいろあります。

You Tubeを見てみると
(他のSNSよりも、Google検索するよりも、視覚でわかるので時々眺めてます。
ええ。こんなことしてるの😂とか、こりゃ大変だわ😂ってのがリアルにわかるので(笑)
ぜひ、「農家」で検索して見てみてください(笑))

  • 大量単一栽培×既存農家×市場流通
  • 新規就農×単一品種栽培×市場外流通(契約栽培)
  • 新規就農×少量多品種栽培×産直
  • 中品目栽培×市場流通+市場外流通

と、農家さんも多様、それにあう流通も多様だということがわかると思います。

「食べる人」は「目の前の野菜を選ぶ、買う」ということしか、なかなかできませんでした。

けれど、それを「作る人」、それが目の間に「来る過程」も、

一つだけじゃなくて、たくさんあるし、

いまの社会だからこそ、選ぶことができるのです。

「農業」の課題は一つでは絶対に解決できない

最近は「D2C」という新たな流通も出てきました。

「野菜」の流通で考えると「産地直送」がその流通と同じようなものだと思います。

個人的には、その流れやその流通はとても魅力的だと思うし、とても応援しています。

けれど、「野菜流通」をいろいろ考えていくと、

産地直送だからできることも、産地直送だからできないことも見えてきて

一つのサービスや流通で全ては解決できないなあと思えるようになりました。

そのことについても、近いうちに考えていきたいと思います。

そのことについては、のすけさんのnoteがとても参考になりました↓

https://note.com/katashin0813/n/n348a1f8e0a59

https://note.com/katashin0813/n/ndccbf4145a98

とはいえ、農家直送は農家さんにとっても、とてもモチベーションが上がると思います。

市場流通や、中間業者を通しての流通では直接食べている人の声を聞くことができないからです。

一つのなにか、では全て解決できないからこそ

農家さんにとってもいろいろな売り先

食べる人にとってもいろいろな買える場所があればいいなあ〜と思っています。

農家さんのために!で大切な3つのこと

いろいろ違うのはわかったけど、

じゃあ、なにをしたらいいのだ?と思ってきます。

わたしは3つ大切なことがあると思っています。

まずは、自分でつくること

やさいを自分で作ってみるのもいいと思います。

そしたらいろんな農家さんの苦労もわかるはずだし、

この時期に種を植えるのか〜とか、なんでいまは時期じゃないのにスーパーには並んでいるんだ?

みたいなことを考えるきっかけにもなると思います。

スーパーや、八百屋で野菜を買うことももちろんいいことだと思います。

つまり、加工されたなにか、よりも、素材=野菜を買って食べることをしてほしいです。

そして、できれば国産のものを。それが農家さんのためになるのではないかなと思います。

最近、「忙しい人向け」に「簡単に栄養がとれるよ」といった食品もたくさん出てきているのを見かけます。

現代社会に生きる人はみんな忙しいと思うので、そういうものが「便利」そうには見えますが

野菜を買う意味、もあるのではないかなと思います。

自分のライフスタイル、こだわり、予算に合わせて

近所に八百屋さんがあるっていう人は、そこで買うのもいいと思います。
(京都はいい八百屋さんめっちゃたくさんある!)

作るけど、考えるのも面倒だ、外に買いに行くのも難しい
という人はオイシックスのミールキットが合うかもしれません。

野菜だけじゃなくて、調味料とか日用品も一緒に買いたいって人は
生協がいいかもしれません。

ちょっと高くても送料がかかっても、直接農家さんから買いたいって人は
産直ECがいいかもしれません。

いろいろな流通、サービスがあるので、

自分のライフスタイル、こだわり、予算に合わせて、選んだらいいのかなと思います。

売り手の想いに共感できるところから

そしてどこから買うか、その売り手がどんな想いなのか、共感できるか、ということも考えたいです。

自分自身それを考えて買うものを選んでいたりします。
(ダリケーやマザーハウスのチョコを買うのも、イケウチオーガニックのタオルを使うのも
そのブランドに共感しているので選んでいます。)

そういうことを踏まえて、坂ノ途中も一つの選択肢だとわたしは思っています。

https://www.on-the-slope.com/about/

↑であげたように、一つの流通で全ては解決できるとは思っていません。

けれど、坂ノ途中は、農家さんにとっての一つの流通の選択肢、

食べる人にとっても買い先の一つの選択肢なのではないかと思っています。

野菜が教えてくれる「ブレを許容していこう」とか「多様性」みたいなメッセージ含め

選んでくれる人が増えたら、社会が少しでもいい感じになるんじゃないかな。

とか思ったりもします。

https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m001498.html

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というように、

その企業メッセージや、それを買うことによってどうなるのか、

というのも少し考えていけたらいいんじゃないかなと日々思っています。

個人的には、ミコト屋さんも、warmerwarmerさんのコンセプトも想いもすきです。

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わたしはいままで「農家さん」のことも「野菜流通」のことも

考えたことがありませんでした。

世の中の多くの人がそうだと思います。

目の前にあるものが「どこの誰が作って」「どうやって運ばれてきたのか」なんて

考えることはなかなかないと思います。

そして「洋服」「コーヒー」「チョコレート」と知らない流通も知らないこともたくさんあるし

全てを知ることは不可能だなと思います。

でも、知ることによって、新たな発見や、

ただの「買い物」が「応援したいから買う」という流れになると

自分自身も満たされるし、いいお金の循環が生まれるのではないかと考えています。

わたしもまだまだ勉強途中なので

「市場流通の中身」「卸会社の役割」「地域流通の事例」「他の業界の流通」、、、、

と、いろいろと考えてきます!

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