身につけるものを選ぶ

柴崎コウさんが語るMES VACANCESとは?

柴崎コウ

去年の12月に女優の柴崎コウさんが立ち上げたブランド知ってますか?

柴崎コウさんがMES VACANCESというブランドを立ち上げたのです。

女優、歌手というイメージしかなかったので、とても驚いたのですが、MES VACANCESを作った経緯や、その商品一つ一つがすてきだったので、その時の会見を文字起こししてみました!

女優ではなく、歌手でもなく、起業家としての柴崎コウさんをぜひ知っていただきたいです!

MES VACANCESを立ち上げる経緯

クリエーター目線で、ものづくりをしたかった。

「わたし、今年で芸能活動20周年で、その間にたくさんの人と関わって、例えば脚本家の方だったり、プロデューサー、そして物語。それで一つの作品を作って、世の中にドラマだったり映画だったりというものを届けてきました。

あとはアーティストとして、音楽というものをみなさんにお届けしたりしてきている中で、クリエーターとしてたくさんのものづくりに関わってきたので、これからまた違う手法でものづくりっていうのをクリエーター視点でも、できるんじゃないかと思いました。

そこでこういう会社を立ち上げまして、そういう中で持続可能なライフスタイルというものを提案でき、衣食住というものを提供できる、コンテンツやプロダクツをつくっていこうと思いました。

消費者として矛盾を抱えながら生きてる

「ものづくりをそういった人の中でずっとし続けているので、自分が欲しいと思ったもの、こういうものをつくりたい!という発信源が自分の中にあるので、それを元にしてものづくりができるかなあと思いました。

こういうお洋服とかもどなたかに任せて作ってもらうとか、消費者としてただ買うだけでなく、提案する側になりたかったなというところがあります。

その理由としては消費者として少し矛盾を抱えながら生きてるなあと思っていて。

あれも欲しい、これも欲しい、ああいったものを着たい、あれを食べたい、こういうところに住みたいと思いながらも、それを続けていくとどこか少し罪悪を感じたりして

これってずっと一生続けていったら地球はどうなっちゃうんだろう思ったりして。
そういう罪悪感ですね。そういったものは割と小さい時からあった気がします。」

 

MES VACANCES

矛盾を見直しながら、なるべくポジティブな転換がしたい

「まあいろんな情報がありますけれども、例えば、WWFさんの発表しているなかのものには、いまのわたしたちの現在の生活をずっと続けていると2030年には地球が2個以上必要になると言われているんですね。

でもその消費活動っていうのをマイナスにとらえてしまうと、経済というのは滞ってしまいますし、でもそういった矛盾というのを一つ一つ見直しながらなるべくポジティブな転換っていうのができないかなというふうに思ったので、そういうのものづくりに携わりたいなというふうになりました。」

19歳のときに母親を乳がんが原因で亡くした経験

「あとは自分のすごくパーソナルな部分ではあると思うのんですけれども、育った環境っていうのも無視できないなあと思うんですね。

小さい頃から自然に対して憧れがあったっていうのもありました。東京生まれて東京育ちというのもあったかもしれないんですけど。

19歳のときに母親を乳がんが原因で亡くしたっていうのは大きなきっかけだったかなと思います。
多分そういう、病気の家族を抱えているご家族っていうのは誰しもそうだと思うんですけど、何が悪かったのか、何が原因だったのかって言ってもなかなか答えが見つけられなくて。

最終で行き渡るところは衣食住の、食ってところの食事療法っていうところだと思うんですけど、そういったことに若い頃から触れていたってことはすごく大きかったと思います。」

「9月の末に、LTG FOODSというレトルト食品は先にリリースしておりまして、それはずっと長い間業務提携をしている、鈴与フーズさんと研究開発を重ねてレトルト食品をリリースすることに至りました。」

 

天然繊維のものにしたら治ったという経緯

「なかなか原料にまで意識がいくって、普通にお洋服選びをしているなかではないと思うんですけど、どちらかといういとデザイン性だったり価格だったりに意識がいくと思うんです。

わたしの場合、肌が弱いというのもあって、化学繊維のインナーだったりを身につけるていて、結構肌荒れを起こしてしまって。その原因が最初なにかわからなくって、結構悩んでいたことがあったんですね。

皮膚科にも通ったりして、『化学繊維でそういうふうに荒れてしまう方はいらっしゃいます』というのを聞いて、それを一回辞めて天然繊維のものにしたら治ったという経緯があったので、
そういった自分がお洋服を作れるんだったら、そういった天然の繊維、再生の繊維でつくりたいという思いがありました。

それでなくても、ストレス社会でいろいろなストレスにまみえているので、なるべくストレスっていうものも、肌に触れるもの、食べるものっていうのを軽減できたらなと思っています。」

MES VACANCESってどんなコンセプト?

ただ環境にいいものではなく、ファッション性も

サスティナブルで優しい服っていうのがそのとおりで原料にこだわったり、生産背景にこだわったりしています。
あとは旅をするように暮らす、暮らすように旅をするというような、すごく身近なものであるし、あとはお洋服着ないと外には歩けないですし、なくてはならないものでありますし。

あとは自分が着ていて、すごく気分が上がったり下がったりするのって、こういう視覚的な効果ってすごく大きいと思うので、デザイン性にもこだわって、ただ環境にいいものではなくて、ファッション性も兼ね備えたものというところが特徴です。」

「気に入ったお洋服ですとなるべくたくさん着たいですし、メンテナンスも楽で、できれば家庭でお洗濯できたり、メンテナンスできればと思いますし、それでいて、長く着られて愛用できるものっていうことですね。」

目指すのは『プレミアムエコンフォート』

「エコンフォートっていうのはエコロジカルでエコフレンドリーな、楽なお洋服って意味でエコとコンフォートというのをかけ合わせてエコンフォートとしたんですけど、

それだと、すごく楽ちんで、ゆったりとしていて、デザイン性があまり優れていないように捉えられてしまうかなと思ったので

目指すところは上質で、長く愛用してもらえるところっていうのを目指しているので、プレミアムエコンフォートという名前にしました。」

「企画から、生地選びもしますし、パターンは引けないので、パターナーさんにお願いし形をつくってもらってまた修正してっていうようなのをずっとずっと繰り返しながら作ってますね。」

「もちろん私ひとりではできないのでたくさんの人に助言をもらいながら作っています。」

MES VACANCESの商品

最も強い思い入れのある『エコファーコート』

「アバンティさんという名前と会社やプロダクツというのも、やっぱりその環境意識っていうのは、
昔からちょっとあった方なので存じ上げてたんですけれども、実際に一緒にこういうふうに
商品を作れると思ってなかったのですごく光栄なんです。

その企業理念っていうものが、オーガニックを通じて社会貢献をするっていうところだったりとか、すごくミバコンスの理念ととても似ているなと思ったので、今回これが実現したのかなと思っています。」

自然と共生できる素材のファー

「エコファーっていうのもいまの世の中にすでにたくさんあるとは思うんですけれども。
以前はフェイクファーと呼ばれていたと思うんですよ。

フェイクっていうのが偽物っぽいから
エコファーっていう名前に切り替わってどんどん、たくさんの商品が展開されていったと思うんです。

けれど、エコって何だろうっていう観点で考えた時に、やっぱりその自然と共生できるような素材で作られているって言うところが私は重要なんじゃないかなと思って。

なかなかやっぱりそのエコファー作るのに
毛足というかふわふわ感を出すのに化学製品を使わないで作るのってすごく難しいんですよ。

なんですけど今回はポリエステルは元のこの布の部分に6%だけ使というふうに
それだけで止めて後の94%っていうのはオーガニックコットンで作れたっていうのは
すごく大きなことだと思っています!

今までは科学100%でエコファーっていうのは作られていたので。
それが6%にとどめられたのは、すごくがんばれたかなと思います!!!」

「なんかそのふわふわ感は欲しいんだけど肌荒れは嫌だなあとか
袖口とか首元とかっていうのは肌に当たるので
それを解消したかったんですがそれができたかなと思います。」

「これはお洗濯できるんです。
もちろんケアは必要で、洗濯した後にごブラッシングしてもらうとこの毛並みが戻るので
そうやって愛着を持って、愛用してもらえればいいなと思っています。」

 

テンセルロングワンピース

「くしゃっとてもどうしてもなかなかシワになりづらい素材を使ってます。
なので旅には重宝すると思います。

素材がテンセルっていう再生繊維を使っているのでこれまたちゃんと土に還ります。

加工するときに使う溶剤というものも自然のものを使っているのでそういった部分も気遣いつつ、着心地もいいです。

ちょっと高光沢のあるパッと見は布帛に見えるような、コットンに見えるような繊維を使っていて。あとパットも入れているので、これ一枚で完結するようになってます。

ホールガーメントニットワンピース

「ホールガーメントと言って一本の糸で、編み上げているんですけど
普通は裁断して前身頃があって後ろ身頃があってっていうふうに
つなぎ目ができたりするんですけど、これは一切ないので肌に当たらないでウール100%なので自然に還るという商品です。

ホールガーメントというのは機械がありまして、その機械があるところに頼むんですけれども。方法としてはその機械さえあれば作れます。

裁断してっていう無駄も出ませんし、すごく画期的だなと思います。
何にせよ肌当たりがいいってところが特徴ですね。
で、チクチクもないです。」

柴崎コウさんの想いを知って

インタビューのなかの、「消費者として矛盾の中を生きていて罪悪感がある。でも経済活動を否定してはそれは経済が滞ってしまうから、そうではない商品をつくりたかった。」というところがわたしはいちばん印象的でした。

そういった矛盾を抱えながらもその問題に対して向かう柴崎コウさん、かっこいいなあと思います。

商品ひとつひとつにも、環境に配慮されていて学ぶことも多かったです。
アニマルファーを禁止するブランドが出てきているのは知っていましたが、エコファー(フェイクファー)も科学のもので作られていたら、たしにかに、なに「エコ」というのかわからなくなってしまいますね。
それを”本当の”エコに挑戦されているのはすばらしいです。

素材も、「自然に還るもの」として、オーガニックコットンやテンセルを使用しているようですが、わたしは正直、洋服の素材とか、その後の行く先のことを考えたことがなかったので、お洋服を選ぶときの新たな一つの項目になりました。

そして自然にいい!だけではなく、ちゃんと着心地やデザイン性も考えているところもいいですね。

また、共同開発したエコファーのアバンティさん。
どんな会社なんだろ?と調べてみたら、オーガニックコットンブランドの老舗と言ってもいいプリスティンの会社だったのですね。
そんなブランドとのコラボも素晴らしいです!

これからも新しい商品に期待したいです!

MESVACANCES
柴崎コウさんプロデュース【MES VACANCES(ミヴァコンス)】とは?柴崎コウさんと言えば、ドラマでも映画、そして歌手としても大活躍な女優さん。 かたちあるものを何度リピートしたことか。。。そして個人的に...

 

 

ABOUT ME
mifumi
27歳会社員。静岡→東京→京都2年目。 京都、おやさい、カフェ、想いのあるものがすき。 ていねいな暮らしに憧れるズボラです。 興味ごとは、京都お店巡り、珈琲、婚活、社会のこと。 紅生姜が生姜でできてることを最近知りました。 正真正銘の童顔で中身も子どものままです。