【クロ現】洋服、売れ残り14億点の舞台裏とは?

 

最近インスタでONE MEDIA 

という動画メディアに注目しているのですが

最近その動画にもあがっていたテーマが

ファストファッションの問題。

(その動画はIGTVにて配信されています!IGTVはpcでは見れないらしい、、、

ちなみにその動画では10YCの代表の方がいまのアパレル業界の問題について話してます!

と思っていたら、動画がなくなっているかも、、、)

 

そして、タイムリーにこの前のクローズアップ現代でも

その内容について特集されていたので

今日はそのへんのことを考えていきたいと思います。

 

【新品の服が9割引き!焼却処分も!新品の服を焼却!売れ残り14億点の舞台裏】

特集の内容を簡単にまとめてみました⬇

どれくらいの数の洋服が売れ残っているのか。

 

バブル崩壊後、製造される製品の数は増えていく一方で

実際に購入された数は横ばい。

結果

売れ残る数は14億点と過去最高になっている。

 

 

売れ残った洋服の行く先とは・・・

1.在庫処分業者

 

在庫処分業者が原価を割る格安価格で引き取り、ネットで再販している。

取材をされていた大阪の在庫処分業者のところには

全国500のショップやメーカーから年間500万件届き

その数は、10年前と比べ2.5倍増えている。

 

そして

格安で再販売するために、メーカーとの約束が、、、

 

 

それは商品の顔である、タグを切ること。

どこのブランドかわからなくすることで、ブランド価値の定価を防ぐことができるという。

在庫処分業者の代表の方は

「在庫商品とか廃棄商品はもちろん少ないほうが健康だから

減っていったほうがいいと思うけれど

絶対にゼロにはならないので僕らのような商売はなくない。」

と話していました。

 

 

また、取材中にあるメーカーから在庫処分したいという相談が。

 

 

メーカーが依頼したのは定価8000円から17000円の冬物のコート、約2000点。

ショップに買い取ってもらうこともできず店頭に一度も並ばなかった新品。

 

業者:「どれくらいがいいですか?」

メーカー:「うちの希望としては一律1500円」

業者:「うーん1400円は?」

メーカー:「じゃあ、間をとって1450円は?」

業者「じゃあ、1430円で」

 

 

定価のわずか一割、合計300万円ほどで売れ残りを処分。

 

けれど生産費用が900万円ほどだったため

メーカーは600万円の赤字。

それでも売れ残りは早めのみ切りが不可といいます。

 

「ずっと置いておいていいなら細々と売るけれど、置いてるだけで倉庫代もかかってくる」

とメーカーの方は話していました。

 

 

2.焼却処分

 

さらに、消費者のわたしたちにとってもったいないと思ってしまうことも。

売れ残りは焼却処分もされている。

年間200トンぐらい。

一社あたり10トントラック何台分になることも。。。主に年度末に集中する。

また、処分時にはメーカーが立ち会うことも多いという。

焼却処所の方は

「商品は大事なものだし

どこかに流れてもいけないものだから

自分たちで責任を持って見たいというイメージではないでしょうか。

ブランド管理だと思います。」と話していました。

 

 

なぜこんなに売れ残るのか、業界の問題

1.アパレル業界の構造的な問題。

  • 企画開発から販売まで1年ぐらいかかることが多い。流行を先読みしなくてはいけない。
  • 年間シーズンが4シーズンから8シーズンになったことも需要予測を難しくしている。半年、8ヶ月先の予測をして発注しなくてはいけない。

社会潮流とトレンドを組み合わせて商品を企画していく。

その的中率がなかなか思ったようにいかないのが現実

 

2.作りすぎが常態化した歴史。

バブル崩壊後の90年代、アパレル業界は中国など海外に工場を移転。

製品単価を安くして、大量生産をする方向にかじをきる。

さらに2000年前後からファストファッションが台頭

単価はますます下落。

それに対抗するために低価格の新規ブランドを次々と立ち上げる

仮にヒットしたときに欠品となって販売機会を逃すことを恐れてつくりすぎにつながった

 

③変わり続けない業界

市場は収縮しているのにも関わらず

90年代の売れていた数と仕事のやり方が変わっていない。

むしろ生産量は増えている=売れ残りがでる状況に。

 

④その他の業界の問題点

ブランド間の差が消費者からみてあまりない。

日本の製造業の雇用が少なくなっている。

残る会社と終わる会社で出てきて消費者の選択肢が狭まってくる。

 

そして売れ残り問題は

海外でも話題に。

バーバリーが売れ残った新品の売れ残り42億円を焼却処分したとして

世界中で

「これ以上ない悪夢だ」「馬鹿げた決断だ」と批判が殺到。

今月バーバリーは焼却処分を撤回したそう。

 

 

そんなアパレル業界に新たな一手!?

①オーダーメイド

お店に置いてあるのはサンプル品。

写真で撮影してモニターで試着する。

デザイン、型、色、を選べるオーダーメイド。

これまでと違い、在庫はない。商品の企画開発をやめたことで

生産期間を3ヶ月から3週間にすることができたという。

 

②AIシステム

トレンド分析。

高い精度でトレンドの予測ができるようになった。

 

③made in japan 国内生産。

この日のゲストはアパレル会社を経営している、川崎希さん。

 

「わたしの会社では日本で少量ずつ作っているのであまり在庫があまることはない。

ブランドはじめた当初は海外で作っていて、大量でないと作れないため、

そうすると在庫が余ってしまうことはある。

日本なら、足りなくなれば少しずつ作って追加でオーダーすることもできる。」

と話していました。

川崎さんのブランド→ANTIMINSS

 

④現場との連携で作りすぎない

 

ユナイテッドアローズの売れ残りの削減の例。

・シーズンはじめに投入する商品量を縮小

週一度は会議を開き、稔密に売れ筋を見極めて少量ずる追加発注するように

(国内で短い期間で生産できる体制を強化することで対応)

結果

前年度比で売れ残り5%減

 

 

 

わたしが思ったことと、これからのこと

 

この問題についてはラナプラザ事件のときから関心があったけれど

実際に売れ残りがどうなっているのかは知らなかったので

17000円もするコート2000着が1430円で売られるなんて、、、

という驚きと

それらは一度も店頭に並ばなかった、というのを見たときに

とても胸が痛みました。

(B品で売れないお野菜や、とろけてどうしようもないお野菜が頭をよぎる、、、(泣)

 

それを企画開発して、手を使って作っている人がいるのにも関わらず

それって誰得なんだろう。。。

そして作ることにも、捨てることにもこの地球のエネルギーや資源は使うというのに。。。

 

日本は食品廃棄が多いというのは多くの人が知っていることだけれど

食べ物でなく、着るものもこんなに捨てられたり、作りすぎているのって

あんまり知られていないと思う。

 

それに、タグを切るというのも驚いた、というか寂しい気持ちになった。

それをすることによって、10万したものも数千円になってしまうのだろう。。。

それだけブランド力=タグって重要なものだけれど

いまのアパレル業界は似たり寄ったりだから、

タグを切ったところで、どこのブランドでも同じになってしまうんだろうな

とも思いました。

 

 

 

逆に、すこし希望の光が見えたのは

取り上げられてたように大きな企業の社長さんが

「こんな余分のでる作り方はダメだ」って言ってオーダーメイドのシステムを導入していたり、

ユナイテッドアローズの社長さんも、問題意識を持って

具体的に売れ残りの量を減らしていたりしたこと。

この問題に向き合って、実際に行動している企業があることは

喜ばしいことだと思います。

 

わたし自身、この問題を知ってから

あまり服は買わないようにしてたけど

本当に大切にできるならSALE品でも買って

服を救ってあげることも一つなのかもしれない、

って最近思い始めてきた。

だからと言ってあれもこれも買って、大切にできないのは本末転倒だけど。

SALE品の売れ残りがどうなるんだろう、と思うと胸がいたい。

 

食品廃棄の問題をみんな知っている=解決する、となってないのと同じで

多くの人が知るがイコール、解決にはならいけれど

この問題を知ったからこそ、違うものを選択しよう!はできるはず!

 

いまはこういう背景からできた

想いのつまったブランドも増えてきている。

企業とかブランド側の努力も行動も大事だけど

それを支える一人一人の消費者もめちゃくちゃ大事だ。

わたしはそんなことを信じてる。

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

27歳会社員。静岡→東京→京都2年目。 京都、おやさい、カフェ、想いのあるものがすき。 ていねいな暮らしに憧れるズボラです。 興味ごとは、京都お店巡り、珈琲、婚活、社会のこと。 紅生姜が生姜でできてることを最近知りました。 正真正銘の童顔で中身も子どものままです。